専称寺 山形県  
山形駅にある観光案内所で借りたレンタサイクルに乗って、山形市内随一の大伽藍、専称寺に
立ち寄りました

専称寺は山形城第11代城主であった最上義光公が二女駒姫の菩提寺として天童市から、
現在地に移築した浄土真宗大谷派のお寺です
関白豊臣秀次の侍妾であった駒姫は、秀次が太閤秀吉に謀反の疑いをかけられ高野山で切腹すると、
駒姫も秀次に連座し京都の三条河原でわずか15歳で処刑されてしまったという悲しい歴史が
残されています・・・・
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専称寺と駒姫の説明書
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山門をくぐり境内に入ると右手には市指定天然記念物である大イチョウの木があります
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市指定天然記念物 大イチョウの木
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専称寺本堂  案内板より転記
                           平成二年三月三十日指定

最上山専称寺は、山形城主・最上義光の次女・駒姫の菩提寺です。駒姫は文禄四(一五九五)年八月二日、豊臣秀吉の命により、わずか十五歳で京都・三条河原で処刑されました。専称寺はもともと天童市にありましたが、最上義光により慶長三(一五九八)年現在地に移され、末寺九十六寺を支配しました。現在の本堂は、元禄十六(一七〇三)年十月十五日に建てられたことが棟札から判明しています。
桁行十一間、梁間八間の入母屋造りで、東西三十m、南北二十七mもの規模を持つ東北地方最大級の木造建築物です。建物外部は、正面に一間の向拝を設け、三方に縁を回し、内部は、後方を内陣・余間、前方を外陣・礼拝の間とし、東西南の三方向に広縁を回しています。欄間は鮮やかに彩色された彫刻で飾られて、屋根の四隅には左甚五郎作と伝わる力士像が配置されています。大型の浄土真宗寺院本堂の典型を示す建物です。
                                平成二十九年 三月
                                   山形市教育委員会
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本堂 市指定文化財 元禄16年(1703)に再建されたもの
ご本尊 阿弥陀如来
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ご本堂裏手
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県指定有形文化財 専称寺の梵鐘ならびに鐘楼についての説明書
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慶長11年(1606)に西村道仁によって鋳造された梵鐘 総高115.4cm、口径67.2cm
鐘楼もその当時に建立されたもの

訪問時は境内はひっそりとしていましたが、それとは対照的に本堂裏手に併設された幼稚園の園児
たちの声がにぎやかでしたよ♪
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