特別史跡 三内丸山遺跡 青森県 
青森県青森市にある縄文時代前期から中期の大規模集落跡、三内丸山遺跡に立ち寄りました
国の特別史跡に指定されています
山内丸遺跡には資料や出土品が展示されている縄文時遊館、館外には広い敷地に復元された竪穴建物や大型掘立建物、発掘された様子を展示している盛土や墓などがありました
館外の遺跡見学には決まった時間に無料でガイドボランティアの方が案内をしてくれる定時ガイドが
あります
所要時間は約50分ぐらいですが、お時間があれば、ガイドボランティアの方についての見学をおすすめします♪
遺跡の展示物の側には解説板がありますが、ガイドの方と一緒にまわられた方が、広い敷地を効率よくなおかつ解説板には書かれていないことも話して下さるので、心に残ると思いますよ~♪
山内丸山遺跡・縄文時遊館には観覧料がかかります
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駐車場は無料です
観覧料は有料
見学時間 9:00-17:00  
                  9:00-18:00(GW.6/1-9/30)
                  *入場は閉館の30分前まで
休館日 第4月曜日(祝日の場合は翌日) 12/30-1/1
遺跡を含む常設展の観覧料
一般410円 高校生・大学生200円  中学生以下 無料
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ITガイド  無料
タブレット端末を使用しての解説が受けられます
日本語、英語、中国語(簡体字)、台湾語(繁体字)、韓国語、タイ語に対応しているので
海外からいらした観光客の方も楽しんで見学できますね~
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遺跡全体の模型図
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広い敷地に復元された竪穴建物、お墓、ゴミ捨て場、大型掘立柱建物、盛り土などが展示されていて
はるか昔の縄文時代の人々の暮らしを想像しながら見学するのは楽しかったですよ♪
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南盛土
土と一緒に捨てられた大量の土器や石器、土偶やヒスイ製の玉などが同じ場所に継続的に捨てられ
年月がたち小山になりました
こちらでは発掘時の様子がわかるように展示されています
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竪穴建物(復元)
これまでに550棟以上見つかったそうですよ
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地面を掘り込んで床を作りました
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長さ10m以上の大きな竪穴建物跡
集落の中央付近から多く見つかっています
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大人の墓(土坑墓)
大人は地面に掘られた穴に埋葬されました
墓は道路をはさんで向かい合うように列状に並び、約500基見つかっています
子供は亡くなると、穴を開けたり底を抜いた土器の中に埋葬され、住宅の近くに埋葬されました
800基以上見つかっています

ガイドの方の話によると当時の縄文人の寿命は約30歳ぐらいだったそうで、身長は男性で約160cm
女性は13歳ぐらいで子供を産み、多産でしたが、産まれた子供は生き残るのが大変難しい環境だった
ために乳児のお墓が大人の墓より多く見つかっているんだそうです
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掘立柱建物(復元)
地面に柱穴を掘り、柱をたてたもので、柱は約35cmの倍数で配置されています
遺跡中央部分でまとまって見つかりました
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北盛土
土と一緒に捨てられた土器や石器を発掘調査された当時のまま展示しています
土器は縄文時代中期(紀元前約3000年)のもの
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大型掘立柱建物(復元)
縄文時代中期のもので、長さ32m
集会所、共同作業所、冬期間の共同家屋などの説があります20190717_103124_CIMG4126

大型竪穴建物の内部
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大型掘立柱建物(復元)
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大型掘立柱建物跡についての解説板
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大型掘立柱建物跡の6本柱の穴の展示室
柱穴直径・深さとも約2m、穴の間隔は約4.2m
中に直径約1mのクリの柱が残っていました
ガイドさんの話によるとものさしなどない時代に、多くの建物が縄文尺(縄文人の標準長さ単位)35cmを基準に、建てられているそうです
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常設展示室 
山内丸山遺跡から出土した出土品の展示、縄文人のくらしを人形などを使って、わかりやすく
解説しています

縄文ポシェット
針葉樹(ヒノキ科)の樹皮を網代編みで編んだもの
高さ約16cm 幅約10cm
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土器ステージ
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土偶
解説によると割れているものがほとんどで完全は形は約2000個のうち、わずか30個ほど
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縄文人のくらし
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縄文服
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子供の墓 解説より
乳幼児などの子供は土器に入れて埋葬されました。ふだん煮炊きに使った土器を転用し、底や横にわざと穴を開けたり、底を抜いたりしているものもあります。中からこぶし大の丸い石が出土することもあります。
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広域なネットワーク 解説より
北海道や長野県の黒曜石、秋田県のアスファルト、岩手県のコハク、
新潟・富山県境のヒスイなど遠く離れた地方のものが持ち込まれています。
これらの多くは丸木舟で運ばれました。
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地下にある一般収蔵庫
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縄文ビッグウォール 
高さ約6mある壁面には三内丸山遺跡から出土した土器の破片が5120個埋め込まれています♪
見所満載でしたよ
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