史跡秋田城跡 秋田県 
秋田県秋田市にある最北の古代城柵官衛遺跡秋田城を見学しましたよ
秋田城は奈良時代から平安時代にかけて東北地方の日本海側に置かれた大規模な地方官庁で、行政機関、軍事期間、北方交易と交流の大きな役割を担っていました
発掘調査で発見された遺構をもとに復元され、史跡公園として整備されています
とくに復元された古代の水洗トイレが興味深かったですよ♪
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史跡秋田城跡案内図
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復元された外郭の東門
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復元された古代水洗トイレ
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古代水洗トイレについて 案内板より転記
城外南東の鵜ノ木地区にあった寺院兼客館(迎賓館)に付属する奈良時代後半の水洗トイレです。
建物の中に3基の便槽が並び、埋め込まれた木樋が沼地に延び、木樋の先端部には沈殿槽が掘り込まれています。建物と水洗施設が機能的に整備された全国に例のない優れたトイレ遺構です。また、沈殿槽からは大陸からの来訪者が使用した可能性を示す寄生虫卵が見つかっています。
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トイレの小屋は三つのスペースにわかれていて、そのうちの一つはトイレの穴の下の構造が見ることができるようになっていました
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そして当時のトイレの再現
穴の上に板を渡して、トイレットペーパーのかわりに割りばしのような木を使い、用を足した後は甕から水をすくって流していたと思われます・・・
穴が大きすぎてちょっと怖いかモウ~??
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壁には古代水洗跡の全景写真と、古代の水洗式トイレの沈殿槽(浄化槽)の土から未消化の種実類
(イネ・ウリナス・シソなど)や花粉、虫の遺体、寄生虫の卵が発見されているとの説明書きがありました
ブタを食べる習慣をしてないと感染しない寄生虫の卵(有鉤条虫卵)が発見されたことにより、豚の飼育が盛んな大陸の人がトイレを使用したと考えられ、これにより秋田城が大陸との交流の重要な施設だったということがわかります
排泄物からいろんなことがわかっちゃうんですね??
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竪穴式住居跡
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井戸跡
中から「天平六年月」と書かれた木簡が発見されています
奈良時代の天平五年(733)頃に造られたものと考えられています
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井戸
古代から涸れることなく水が湧き出ているそうですよ
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東大路
道幅12m、秋田城の外から東門を通り、政庁に向う道路
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政庁の復元模型
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秋田城の中心施設 復元された政庁跡
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