世界記憶遺産 上野三碑山上碑 群馬県
山名八幡宮を参拝した後、近くに2017年10月31日に世界記憶遺産に登録が決まった
上野三碑(こうずけさんぴ)山上碑があったので、寄ってみましたよ
上野三碑とは、群馬県古代上野国(こうずけのくに)、現在の高崎市南部地域に所在する
飛鳥・奈良時代に建てられた三つの石碑の総称をいいます
いずれも国の特別史跡に指定されています

山上碑は681年天武天皇の時代に建てられ、完存するものに限れば
日本最古の石碑だそうです
碑文は隣接する山上古墳に埋葬された佐野三家を管理した豪族の子女である黒売(くろめ)
とその子である長利の系譜を述べたもの
隣接した山上古墳に埋葬されたとみられる黒売の追善供養碑としての意味合いをかね、
碑と古墳が一体的に保存されている日本で唯一の事例だそうです
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山名八幡宮のそばに立っていた案内板
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山上碑の駐車場
まだ建てられたばかりのおトイレといった感じで綺麗でした
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水道もありましたよ
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駐車場から山上碑に行く途中の道路にあったマンホールの蓋
高崎のお祭りの山車の絵です
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高崎自然歩道は、観音山丘陵の山名八幡宮から少林山達磨寺まで続く自然歩道
少し時間がかかりますが、上野三碑を歩いて全部見ることができるコースがあるようですよ
①上野三碑全部まわろうルート(4時間)
吉井駅←(25分)→多胡碑・多胡碑記念館←(45分)→馬庭念流道場←(70分)→
山名八幡宮←(20分)→山上碑←(28分)→根小屋城址←(40分)→
金井沢碑←(15分)→根小屋駅
②上野二碑と城址めぐりルート(2時間40分)
山名駅←(20分)→山上碑←(3分)→山名城址←(25分)→根小屋城址←(40分)→
金井沢碑←(30分)→茶臼山城址←(15分)→永福寺←(15分)→
寺尾中城址←(10分)→観音山ファミリーパーク
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山上碑の入り口
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木製の階段が終わると、昔からある結構急な石段が見えてきました
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石段の途中に貸し出し用の杖も置かれていましたよ
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さすが山上碑というだけあって、登ります
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息をきらせながら、階段を登りきると、正面には山上古墳がありました
七世紀中葉(飛鳥時代)に築かれた直径15mの円墳
当地の有力豪族(佐野三家の族長)が埋葬されたと考えられていますよ
この古墳は山上碑の建てられた時期よりも数十年古いため、もともと黒売刀自の父の墓として造られ、後に黒売刀自を追葬したものと考えられています
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特別史跡 山上古墳の説明書き
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中を覗いてみると、仏像?らしきものが彫られていましたよ
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特別史跡山上碑及び古墳についての説明書き
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窓越しから山上碑を見るようになっています
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山上碑は高さ111cm,幅47cm,厚さ52cm
輝石安山岩の自然石を使用、全面の平らな部分に、縦書き4行で53字が刻まれています
山上碑の形状は、朝鮮半島の新羅の石碑に類似していて、碑を造る際に、当地の新羅系渡来人が
深くかかわったと考えられています
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イベントとして、上野三碑スタンプラリーが2018年3月31日まで開催されています
まずは一つ目♪山上碑のスタンプを押しましたよ♪
せっかくなので、他の上野二碑をまわってみることにしました♪
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